葬儀マナーの基礎知識 葬儀に参列するときに知っておきたいマナーをご紹介いたします 今さら人に聞けない!人前で無作法になることなく、冷静に故人をおくってあげたい。 そんな方の為に、お役にたつことができましたら、幸いに思います。
1.香典袋の書き方(仏式)表書きは、宗教・宗派によって異なります。 御霊前 ※浄土真宗では、使用されない 御香典 ※御香奠とも書く 仏前 ※四十九日の法要から使う表書き。 但し浄土真宗では葬儀でも使われる 御香料 (ごこうりょう) 御弔料 (おとむらいりょう) 「御佛前」または「御仏前」(ご仏前)について 御仏前という香典表書きは、一般的には四十九日の法要以後に使います。 ※宗派等が分からない時はご霊前が無難なようです。 香典袋の中に入れる「中袋」(中包みともいう)には、住所・氏名、金額を書きます。 表には「金額」を以下のような漢数字で書きます。 壱(一)、弐(二)、参(三)、阡(千)、萬(万) 例えば5,000円なら、「金五阡円」と書きます(金五千円でも一応可)。 10,000円なら、「金壱萬円」(金一万円でも一応可)。
2.香典の目安 ※家族や知人に相談される事もおススメいたします。 ※左記は香典の予算の一般 的な例です。 年齢やおつきあいの深さによっても変わります。 また、自宅での法要とホテルなどでの法要とでは相場も変わってくるようです。 身近な方へ相談しましょう。 <新札は用いない> 不祝儀には新札は用いない方が良いとされています。 逆に汚れたお札、破れたお札、シワだらけのお札も失礼にあたりますので注意して下さい。
3.受付でのマナーと香典の出し方 1.お悔やみの言葉を述べる ≪一般的なお悔やみの言葉≫ 一例です。 「このたびはご愁傷(しゅうしょう)さまです。 」 「突然のことで…、心からお悔やみ申し上げます。 」 「ご焼香をあげさせていただきたく、うかがいました。」 <注意> 遺族に対して初対面の場合は、故人との関係を述べてからお悔みを述べます。 2.受付係の指示に従って記帳をする 受付係がお礼の言葉を述べた後、こちらに記帳をお願いしますと指示をしてくれますので、指示に従って記帳をします。 ゆっくりでも構いませんので、丁寧に住所、氏名(フルネーム)を書きます。 3.香典を渡す 記帳を済ませてから、香典を渡します。 香典をふくさから取り出し、受付係の人から見て名前が読めるように向きを変え、両手で香典を持ちます。 「どうぞご仏前にお供え下さい」などと一言添え、一礼しながら手渡します。 受付係はお礼を述べて香典を受け取ります。 香典が入ったのし袋は、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが正式なマナーです。 ポケットタイプや、袋状の袱紗も市販されています(四角い形状ではなく、長財布みたいな形になっており、香典を包む手間が要らないものです) 受付では、ふくさから香典を出し、のし袋の向きを変えて、相手から文字が読める向きにしてお渡しします
4.お焼香の仕方(仏式)※焼香の仕方は、宗派によって多少異なります。 1.祭壇の手前で遺族・僧侶に一礼し、 祭壇に向かい黙礼します。 2.数珠は左手にかけ、右手で香をつまみ、額の所まで上げます。 <浄土真宗は額まで上げません。> 3.香炉に静かにくべます。 4.合唱をしてご冥福をお祈りします。遺族に一礼し、案内された方向へ退出します。