今さら人に聞けない!人前で無作法になることなく、冷静に故人をおくってあげたい。
そんな方の為に、お役にたつことができましたら、幸いに思います。

お焼香の仕方(仏式)※焼香の仕方は、宗派によって多少異なります。
1.祭壇の手前で遺族・僧侶に一礼し、 祭壇に向かい黙礼します。
2.数珠は左手にかけ、右手で香をつまみ、  額の所まで上げます。 <浄土真宗は額まで上げません。>
3.香炉に静かにくべます。
4.合唱をしてご冥福をお祈りします。遺族に  一礼し、案内された方向へ退出します。

2.香典袋の書き方(仏式)表書きは、宗教・宗派によって異なります。
御霊前 ※浄土真宗では、使用されない
御香典 ※御香奠とも書く
仏前  ※四十九日の法要から使う表書き。
但し浄土真宗では葬儀でも使われる
御香料 (ごこうりょう) 
御弔料 (おとむらいりょう)
御佛前」または「御仏前」(ご仏前)について
御仏前という香典表書きは、一般的には四十九日の法要以後に使います。
※宗派等が分からない時はご霊前が無難なようです。

中袋の書き方
香典袋の中に入れる「中袋」(中包みともいう)には、住所・氏名、金額を書きます。
表には「金額」を以下のような漢数字で書きます。
壱(一)、弐(二)、参(三)、阡(千)、萬(万) 例えば5,000円なら、「金五阡円」と書きます(金五千円でも一応可)。
10,000円なら、「金壱萬円」(金一万円でも一応可)。


3.香典の目安 ※家族や知人に相談される事もおススメいたします。
職場の上司 5,000~10,000
職場の同僚 5,000~10,000
職場の部下 5,000~10,000
職場の社員の家族 5,000
兄弟・姉妹 30,000~50,000
両親 100,000
おじ・おば 10,000
友人・知人 5,000~10,000
隣・近所の人 3,000

<新札は用いない>
不祝儀には新札は用いない方が良いとされています。 逆に汚れたお札、破れたお札、シワだらけのお札も失礼にあたりますので注意して下さい。


4.受付でのマナーと香典の出し方
1.お悔やみの言葉を述べる
<注意> 遺族に対して初対面の場合は、故人との関係を述べてからお悔みを述べます。

2.受付係の指示に従って記帳をする
受付係がお礼の言葉を述べた後、こちらに記帳をお願いしますと指示をしてくれますので、指示に従って記帳をします。
ゆっくりでも構いませんので、丁寧に住所、氏名(フルネーム)を書きます。

3.香典を渡す
記帳を済ませてから、香典を渡します。

香典が入ったのし袋は、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが正式なマナーです。
ポケットタイプや、袋状の袱紗も市販されています(四角い形状ではなく、長財布みたいな形になっており、香典を包む手間が要らないものです)

受付では、ふくさから香典を出し、のし袋の向きを変えて、相手から文字が読める向きにしてお渡しします
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